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2月の研修会報告

こんにちは(‘ω’)ノ☆!!

先日2月10日(第二日曜日)に、今年初めての定期研修会が中野サンプラザにて開催されました!!

朝の挨拶後の“医事寸言”では、橋詰正人先生『老子』についてお話して下さいました!!

“老子とは、漢字が並んでいる文字列のことです。”

老子が書いた書物が『老子』であること。

老子は一人の人物を指していないこと。

司馬遷曰く三名が老子候補であったこと。

など、とても興味深いお話でした。

『老子』の中に書いてある、“TAO=自然な力”について。

全ては循環する。

柔和であること。

価値あるものは、すぐに手に入るものではない。

たえまない弱い力を長い時間かけていくと、自分に好ましい結果をいつか得ることが出来るかも知れない。

このような感じの深いお話でした。

。。。耳が痛いですね(; ・`д・´)

やはり、コツコツと。石の上にもなんとやらだな!!ととても考えさせられました。

そして、いよいよスタートです。

午前中は入門部、研修部&研究部合同で研修会や発表が各部屋で行われました。

入門部は、『漢方鍼医会テキスト』第3章の“病因論”についてです。

講師は広報部でこの記事を書いているわたくし(鈴木りゑ)が担当させて頂きました!!

一昨年も入門部の病因論は講師をさせて頂きましたが、やはり私達鍼灸師は“病気を診る”のではなく、“患者様のからだ、その人を診る”というのが基本なので、この章もとても大切だとお話させてもらいました。

素因(生まれ持ったもの)をはじめ、内因・外因・不内外因・他。

やはり入門部は基礎のクラスなので、テキストに沿って行いましたが内容がたくさんなので大分駆け足になりましたが。

お隣さんや仲間同士で耳の形や舌や舌苔の状態を観察しあったり。

これからのスタートの良い入りとなってくれたら良いと思いました。

入門部の先生方もすごく熱心に二時間強の講義を聞いてくれたので、今後が楽しみです

(*^▽^*)♪♪

研究部&研修部の第一席は合同でした!!

第一席の発表は、「三虚三実について」新井康弘先生による発表でした。

発表内容は、

1.四十八難より、三虚三実を考える

2.外感病の病理

3.内傷病の病理

4.補瀉の決定に関する三つの判断基準は

5.判断基準の三つは、イコールではない

6.補す場合と瀉す場合。(霊枢・根結篇第五の記述より)を考察する

7.終わりに

上記の流れでお話をして下さいました。

三虚三実は、四十八難がテーマになります。

“四十八難に曰く、人に三虚三実ありとは、何のいいぞや…(中略)”

虚実補瀉は臨床の重要な決定事項になると考えます。

虚実について、

第一:脈象の虚実…堅いor柔らかいなどの判断

第二:疾病の虚実…病勢や急性or慢性、内外、病態の変化などの判断

第三:診察所見の虚実…触診しての硬さor柔らかさ、他での判断

三方面からの尺度で診ています。

これらを更にもっと細かく診ていきます。

そして、それに続いて

2.外感病の病理

3.内傷病の病理

と、診ていき

4.上記の3つをつぶさに検証することがカギとなってきます。

この内容で細かいお話が続き、質疑応答&意見も活発に飛び交いました(*^▽^*)!!

研修部第二席の発表は、「熱病」ついて。荒川雄一郎先生でした。

現代医学において、発熱する主な原因として、感染症(かぜ症候群など)、炎症性疾患(膠原病など)、悪性腫瘍(がん)などが挙げられます。

ということで、古典の記載から“熱病”についてのお話です。

『黄帝内経』にも熱病の細かいことが書いてあります。

●『素問』

熱論篇第三十一・刺熱篇第三十二・評熱病論篇第三十三

●『霊枢』

寒熱病篇第二十一・熱病篇第二十三

などが熱に関してまとめて記載されています。

上記の古典以外の書物にもたくさんあります。

古典の中の”考察・症状・治療法・禁忌・選経選穴”など細かく紐解いてお話をして下さいました。

改めて熱病について考えさせられました。

研究部第二席の発表は、「蜂窩織炎」ついて。浅井利浩先生でした。

こちらは治療発表でした。

70代女性で下腿の痛みで来院。詳細はブログでは割愛させて頂きますが、

病院では初期の患者さんの主訴が終わってから出た症状は特に治療はしてくれなかったという事での来院。

病院での診断名は”蜂窩織炎”。

脈診:大・浮・やや数、右関上虚・左寸口虚

腹診、その他モロモロ所見にて”脾虚陰虚”で治療を行う。

数回の治療で緩解の後完治。

結論として、先生は”蜂窩織炎”として治療を行ったのではなく、患者さんの身体の状態を診て、鍼灸治療を行い、局所というより全体。

患者さんの生命力の強化を向上させることが治癒に結び付いたという良い発表でした。

蜂窩織炎は傷がなくとも発症する病気なので、免疫力や抵抗力が落ちやすい老人にも多くみられます。

病院では生命力の向上=治癒に繋がるという治療方法ではないので、鍼灸師として素晴らしい考察&治療発表でした(^O^)!!

発表内容は、会報誌に掲載されるのでここではチラ見程度の内容がかいてあります。

ご了承ください。

もっと知りたい方は。。。

入会をおすすめします(*’ω’*)

午前の座学が終わり、昼食。

午後はいつもの”選穴実技”を入門・研修・研究部合同で行いました!!

そして、その後は最後まで各班に分かれて(小里式というのですが)実技研修を行いました!!

実技研修は毎回各班で意見が飛び交って、皆で確認しあったり、質問したり熱い時間です。

今月も濃い学びの時間が過ごせたと思います。

来月3月が今年度最後の研修会となります。

しつかり学んだことは日々の治療に活かし、今後も楽しく学んでいきましょう!!

広報部  鈴木 りゑ

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