こんにちは(*^▽^*)!!
今月の第二日曜日(11日)に定期例会が行われました。
午前中の入門部は“腎の生理・病理・治療”について。講師は谷内孝暢先生でした。
そして、蔵象論と腎・膀胱の生理と病理を学びました。後は、各臓の病症と治療、脾の病症と治療の勉強も行いました。
研修部&研究部の研修は合同で行いました。
第一席の内容は、“外来講師講演の振り返り~宮脇優輝先生による「奇経治療の実際」”です。研究部の高尾厚至先生が、まとめたものを発表して下さいました。先月の奇経治療も大変興味深かったですよね!!
当会は、テキストには載っていますが奇経治療を頻繁に治療で使っているという話をあまり会の中で聞かないので、利用者は少ないと思いますが。本治で全体を調えてから、標治として奇経治療を使うのが良いと感じた先生方は早速実践されていたようです。もしくは、本治でも標治でもなく、より良い反応や治療効果を求めて使ってみたという先生もいました。
うちの会のメインは『難経』がベースですが、鍼灸の世界はとても広く、古典も考え方も先人の先生方の捉え方も千差万別で、多岐にわたります。なので、興味のある流派や治療法などを提示されている先生を外来講師として時々お招きしますが、目からウロコのこともありますし、新しいことを学べます。
もちろん本会の基礎や基盤は大事ですから、それは入門部&研修部で同時進行で勉強していきます(*^▽^*)♪♪
第二席は、“季節の中での漢方治療(梅雨期の治療)”についてです。
発表は新井敏弘先生です。
1.雨季について
2.梅雨と季節区分
3.梅雨の病、脾病の特徴
4.梅雨期における脾病の治療
5.治験例
上記について細かくお話していただきました。今まで勉強してきた難経十五難の季節の脈をはじめ、四十九難の脈状、病症、素問の各編を参考にして梅雨の季節を考えていく時、湿邪による脾病と運気論の五季、六気を下敷きにして暑邪を頭に置きながら進めていきます。
“雨季について”は、当会の課題のひとつでもあります。なので、雨季についても今後何度も繰り返し学んでいきます。
※外来講師講演の内容や発表の詳細は、当会の会誌『漢方鍼医』に掲載されます。
ご興味ある方は購入することもできるのでお問い合わせください。
お昼休憩を挟み、午後は取穴実技。今回は“脾経”。
午後後半は、各班に分かれて治療実技を行いました。
班分けは毎回変動があるので、その都度色んな先生との交流ができます。
治療実技は特に日々の治療に直結するので、大体時間内に3~4名の治療をローテーションで行いますが、皆真剣に取り組むので終了時間までがあっという間です。
大きな流れは毎月同じですが、内容が同じことは無く、毎回何かの気付きがある研修会だと思います。
来月12月は年内最後の定期例会になるので、また来月も楽しく研修しましょう!!
(来月は研修会後、恒例の忘年会もあるので楽しみですね♪)
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