こんにちは(^O^)!!
先日12月9日(日)に今年最後の研修会が
行われました!!
午前中は、入門・研修・研究部に分かれて研修を行いました。
入門部では、‶蔵象論4「心・心包・肺の生理・病理・治療」〟福島志乃先生が講義をしてくれました。
五臓の中でも君主と呼ばれ神を蔵する「心」、それを支える「心包」、身体を巡る気機の調整作用を持つ「肺」の説明が中心となりました。
今回は三臓まとめてのボリュームある講義となりました(; ・`д・´)
なので頭がいっぱいになったかも知れませんね。
志乃先生は細部まで説明してくれたと思いますが、蔵象論は基礎ですから今回の講義で最後になりますが今後もしっかり学んでいきましょう!!!
研修部第1席では、「婦人科疾患 」 について。
松本敏樹先生が講義してくれました(*^▽^*)♪
松本先生は、新宿で多くの女性を診療対象とされています。
妊婦さんも数多く診られているベテラン先生ですから、色んな興味深いお話が聴けたのではないでしょうか?
研修部第2席では、「選経・選穴」 講師は荒川雄一郎先生でした。
選経・選穴という言葉についてですが、経絡を選ぶ、ツボ(穴)を選ぶということです。
本会では、とくに本治法のときに、どの経絡・経穴を用いて手技をしていくのかという、
一番大切なところに関わる内容になっています。
治療の時、なんとなく直感でやって効いたが、二度とできなかったなど、
まぐれで終わっていては、治療家として続けていくことが、難しくなってしまいます。
治療は再現性をもって、効果を出し続けることで、患者さんからの信頼を得ることができます。
こういうときには、このパターンでという、引き出しが沢山あることが、
自分の臨床の助けになってきます。
これはとても大事なことなのですが、一朝一夕で習得できるものではありません。
経験していくこと。
やり続けていくこと。
座学で学んだだけでは机上の空論にしかなりません。
どんどん見聞きしたことを実践し、体得していきましょう(*´▽`*)!!!
研究部第1席「五音と五声」について、今村光万先生が発表してくれました。
本会の基本は脈診が中心です。
しかし、その感触は微妙なので時によって治療家が各々異なる捉え方をしてしまいます。
大きく違えば自ずと誤診に気が付きます。ところが、僅かな差は効きすぎる鍼が災いします。
それなりに程々に鍼が効いてしまうから始末が悪い。
五行の色体表を利用することによって、より正確に気血の変動を把握出来れば、
また一段と我々の治療が進歩することと思います。
今回は五音五声を中心に私の考えを入れてまとめました。
1.高音か低音か。
2.音色。
3.声の抑揚。
4.治験例。
5.まとめ。
以上のようなことを踏まえてお話してくれました。
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
五声(病変) | 呼 | 言 | 歌 | 哭 | 呻 |
五音(体質) | 角(ミ) | 微(ソ) | 宮(ド) | 商(レ) | 羽(ラ) |
普段細かく五声と五音を治療に積極的に入れている先生も居ると思いますし、そうでない先生も居ると思います。
今村先生の治療現場で感じた話がとても面白かったですね(*’ω’*)♪♪
この発表の質疑応答もかなりたくさんあったので、皆さん色んな気づきがあったように思います!!
研究部第2席「季節と陰陽調和の鍼」は、細川陽一先生が発表してくれました!!
昨年の夏期研で名古屋漢方が「陰陽調和の鍼」について提起し、同会はもちろん、この本部においても研究が進んでいます。
「陰陽調和の鍼」は、人体における陰と陽の調和を図ることを主眼としています。
今回は名古屋漢方の有志の勉強会において、脈像を観察し、脈位と虚実を判定し、それに対して補瀉の刺法を実施し、季節ごとの脈の変化と刺法についてまとめたものを発表してくれました。
パワーポイントを使用した発表でしたが、とても理解し易い発表でした。
「陰陽調和の鍼」は、現在当会でも主体で行っている手技なのですが、現場でも良い治療結果が報告されています。
今回は舌の変化も写真でbefore&afterがあったりと今後の会で取り入れていける課題も盛り込みつつ、さすが細川先生という感じでした(笑)。
12月研修会の後は・・・・・(; ・`д・´)!!!!!
皆さんお待ちかねの❝忘年会❞(笑)ですよ~♪♪
隅田会長の乾杯の音頭からはじまり。
それからは・・・飲み&語りです(●´ω`●)ハ~♪
飲みの席では色んな先生方が盛り上がってましたね!!
いつも思いますが、ノミュニケーション(飲み+コミュニケーション)は大事だな!!と、思います(*^▽^*)
普段聞けないぶっちゃけトークが出来たり、もちろん単に酒や料理を楽しむも良し、語り合うも良し、etc。
とても楽しそうな雰囲気で、あっという間の3時間でした。
来年は、1月はお休みなので2月が最初になります。
また来年も楽しく学んでいきましょう!!!
みなさん、良いお年をお迎えください(*^^*)!!!
来年も漢方鍼医会をよろしくお願い致します!!
広報室 鈴木りゑ
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