『難経本義諺解』出版に寄せて
会長 隅田真徳
9月末に『難経本義諺解』ファイル化作業の全ての作業を終えて静かに出版を待っています。この作業は2017年の秋に始まりましたので4年ほどかかったことになります。本会会員40名が基本的な入力と注釈の作業を行い、日本内経医学会からは宮川会長を始め11名の有志の先生が校正作業にご協力を頂きました。おかげで大変良いできあがりになりました。
『難経』は後漢の時代に書かれた鍼灸医学の原典です。内容が難解なので多くの解説書が書かれましたが、元代の滑伯仁が著した『難経本義』は格別高い評価があり、以後『難経』理解の指標とされました。その後、江戸時代に至り、医家岡本一抱が『難経本義』を日本語で解釈した本が、この『難経本義諺解』であり、江戸時代を通じて医学を学ぶ者の必読書であったとされています。古典鍼灸を志す全ての人士に購読をお勧めします。
書名:『難経本義諺解』(なんぎょうほんぎげんかい)
発行:漢方鍼医会・編集部
発行日:2021年12月12日 発行
様式:B5版、ハードカバー、ハコ付き ページ数:573ページ
ISBN:
価格:定価13,200円(税込)
早期割引(2022年3月末まで)10,560円(税込)
本部会員・地方会員 6,500円(税込)
問い合わせ先:漢方鍼医会[編集部] ZVU03107@nifty.com
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