本会について

  漢方鍼医会会長  新井 敏弘     

漢方鍼医会のホームページを開いて頂きありがとうございます。

 漢方鍼医会は、平成5年1月31日に高田馬場のへレンケラー学院にて、準備会が開催されました。その時の参加者は74名。真の伝統的鍼灸医学の構築に期待と情熱をかけての船出でした。漢方鍼医会は、平成5年4月に創立致しました。

 本会は会員相互の親密な繋がりの中で、経絡治療の学術研究につき自由な意見交換や質疑応答 ができることを発会の基本精神として創立された学術研修会です。 鍼灸の研究会は、一般的にはその内容が塾的であり指導者の固定化された実技の講習会が多いのです。しかしこれでは、鍼灸術の真の伝統が現代の臨床に生かされません。漢方理論を基礎におき、臨床研修を通して臨床学術を構築する事を目的としております。その目標とする治療法を平成7年に「漢方鍼治療」と命名し、古典理論に基づき「気の調整」を行い、鍼灸治療の本来の良さを十分に発揮させる治療法です。その理念は、鍼灸治療の中に「病理」を正しく取り入れ、微鍼を用いて皮膚上に「蚊虻の止るが如く」極めて軽く触れる接触鍼法」、また鍉鍼で「少気を補う補法の鍼」を行い、季節に従い選経選穴していく「季節の治療」を中心とした実技指導を行っております。

 本会は2023年で創立30周年を迎えます。素問・霊枢・難経といった原典を重視し、古典に則った鍼灸学術の研究団体です。四診法の中でもとりわけ脈診を診断の要とし、本治法を治療の中心として毎月活発な研究会を開催しております。本会では毎月の研究会で会員による活気溢れる研究発表や臨床治験発表が行われ、会員相互の実技研修が行われております。また一方で鍼灸師、鍼灸学生を対象とした初学者への教育にも力を注いでおり、真剣に古典鍼灸の学習を望む方に対して広く門戸を開いています。本会は東京本部の他に東京、名古屋、大阪、滋賀、神戸、三河に計六つの地方組織を有しております。

 漢方鍼医会はこの仕事に誇りを持ち、鍼灸の仕事の大いなる可能性を信じている先生方の集まりです。もしもあなたが古典鍼灸術に出会いたいと願っているのであれば一度聴講にいらしてください。

 また共に本会で学びたい意思のある方は、漢方鍼医会HPより、ご連絡お待ちしております。

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